インドZ世代・ミレニアル攻略:日本企業が理解すべき価値観と購買行動
- ラジャ・ゴピナート
- Jun 18
- 3 min read

最近とにかく増えている相談が 「インドの若いデジタル世代をどう攻略するか」 というテーマです。今後のインド市場を狙う日本企業に向けて、Z世代・ミレニアル世代のリアルな価値観と購買行動を、できるだけシンプルかつ実務視点でまとめました。内容はすべて2024年以降の調査データと、私自身が現地で見てきた動きに基づいています。
1. 若者の消費影響力はすでに巨大

インド人口の約5割以上がZ世代+ミレニアル。
Z世代だけで3.7億人超。これはアメリカの人口より多い。世界のZ世代の5人に1人がインドにいます。
すでにインドの家計消費の43%に影響、2030年には203 兆円規模に。
主な出費先は旅行、ファッション、動画配信、外食
Z世代は未来の話ではなく、すでに今の主役です!
2. みんなで見て決める購買行動
8割は購入前に徹底リサーチ(オファー、価格履歴、レビュー)
7割が友人・家族の意見を参考に判断
スマホを使って店舗で商品を見ながら、SNSやECも同時に確認=フィジタル(フィジカル+デジタル)行動
SNS・レビュー・価格の連動=オムニチャネル&信頼要素が鍵
3. ブランド選びは「価値観」と「共感」が決め手
8割がインド製を買うのは誇り
8割が無名でも自分に合っていれば試す
ブランドロイヤルティ低め、よりよい選択肢があれば即移動
8割が気候変動・環境意識
社会性・地元性・サステナが共感のトリガー。価格だけでは響かない
4. フォロワーより共感力でインフルエンサーを選ぶ
<SNS Image>
求められているのはリアルな声と誠実な語り口
巨大インフルエンサーよりもローカル&信頼重視
ストーリーや等身大の口コミが、広告以上の効果を生む
コミュニティの中で話題になる仕掛けをつくること
5. 日本企業に求められる7つの視点

スピード
流行の移り変わりが早く、意思決定も即断。まずは小さく試す。
UGC前提の設計
70%が友人・家族のクチコミで購入を決める。「シェアされる体験」をつくる。
共感できる人からの発信
フォロワー数より“共感力”。地元のマイクロインフルエンサーとの共創が鍵。
エシカル&サステナの可視化
環境意識・価値観へのズレはすぐに見抜かれる。裏側まで開示して信頼を得る。
AR/動画などの没入型コンテンツ
「試せる」体験に強く反応。インタラクティブな視覚設計が差別化になる。
オンラインと店舗の連携
フィジタル(デジタル×フィジカル)が当たり前。SNS→EC→店舗をシームレスに。
週次レベルで改善を回す
「完璧にしてから出す」では遅い。出してから修正していくフローを前提にする。
「丁寧に・遅く・完璧に」より、「素早く・試して・改善」が成功する
まとめ:インドの若者に選ばれるには?
購買行動=チームプレイ+情報戦+価値観マッチング
日本製だから売れる時代は終わった。
自分ゴト化×意味のある発信×現地の声の反映
彼らを味方にすれば、10年後のインドで確実に結果が出ます。
詳しくトレンドリポートは下記のようにまとめ中です。
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